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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

向き不向き

2013年12月25日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:自己啓発

コラムカテゴリ:ビジネス

少し厳しい目のお話をしようと思います。

人には向き不向きというものがあります。
勉強で言えば文系は向いているが理系科目は不向きだとか
仕事で言えば営業は向いているが内勤は向いていないなど様々です。



この向き不向きは経営者にもいえます。
少なくとも連続で赤字決算を組むような経営者は
経営に向いているとはいえません。

許せる赤字決算の範囲は連続3期までです。
それ以上連続して赤字を出すようであれば経営には不向きと言わざるを得ません。

たまたま一期だけ赤字が出てしまうということは多々あります。
しかし、次の年度には最初の年度の赤字対策は行なわれてしかるべきです。
また、結果として2期目に黒字が出ないとしても3期目には黒字転換できる筈です。
それが出来ないとすると経営という飛行機のパイロットで有り続けることは不可能です。
飛行機は確実に墜落してしまいます。

こんな話をすると「俺の会社だ勝手にさせろ!」なんて言葉を吐きながら
不機嫌さを露わにさせる経営者がいますがこの言葉を吐いた瞬間
経営者としての資質まで疑われてしまいます。

会社には従業員がいます。
従業員には家族もいます。
そして取引先があります。
取引先にも従業員がいて家族がいます。
どんなに小さな会社でもその会社に関わる人は
10人や100人という単位ではなくなってしまうのです。
その影響まで考えられないようでは
会社を経営する者としてあまりにも思慮が無さ過ぎます。

経営には責任が付きものです。
その責任を果たせるよう努力をしたいものです。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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