残念なお店
魚釣りの名人は、自ら魚のいる所へ行って魚を釣ります。
魚のいない所では釣り糸を垂らす事はありません。
もしも、魚がいないと判断したら素早く次のポイントへ向かいます。
その素早い判断、決断力、行動を兼ね備えた人が名人と呼ばれる人たちです。
経営者の中には
この魚釣り名人と同じ行動を取る経営者がいらっしゃいます。
結果は、毎期毎期黒字決算をし、どんどん発展して行っていらっしゃいます。
いつ、どこで、なにを、どうするのかを知っていらっしゃいます。
これに対し、自分のやりたい時にだけ
気ままに糸を垂らすような経営者もいらっしゃいます。
残念ながら毎期毎期黒字決算という訳には行きません。
どちらかと言えば、運良く魚が来た時だけ
黒字という大漁にありついていたりします。
赤字決算を連続で出している経営者は
そこに魚がいないのに
魚を釣っているフリをすることに満足しています。
小さな魚しかいないのに、鯨でも釣るかのような針や糸を使っていたりします。
そして、自分が使いこなせないような大型クルーザーや
電動巻取り機付き釣竿を使っていたりします。
釣りと経営は似た所があります。
自分の経営が釣りに例えると
狙った魚を大量に釣る事が出来るようになっているかどうかを
再確認してみたいものです。