社内不正の手口 1

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:つれづれ

社内不正にはいくつものパターンがあります。
その一つに仕入先を利用する手口があります。
仕入先に個人口座を持つという手口です。

「えっ!なぜそれが不正なの?」
そんな言葉も聞こえてきそうですが。
利益相反取引は厳禁です。



企業の持つ口座以外に従業員個人が口座を持つということは
個人で仕入れた商品を、企業の得意先に販売できる事になりかねません。
極端な例では
企業の売上が激減し
従業員が会社の得意先と個人的に取引をすることになります。

結果、企業としては大打撃を受けることになりますし
会社全体で享受すべき売上げが一従業員に帰属してしまうことになりかねません。

まさかそんなことをする社員はいないだろうと思うでしょうが
実際にこの手法で年間数百万円の仕入をし
得意先へ販売をしていた営業マンが解雇されたことがあります。

仕入先に従業員の個人口座は作らせない
不正防止の為には、一営業マンをいつまでも同じ仕入先担当にしないことも肝要ですね。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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