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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

社内不正の手口 1

2013年7月12日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:ビジネス

社内不正にはいくつものパターンがあります。
その一つに仕入先を利用する手口があります。
仕入先に個人口座を持つという手口です。

「えっ!なぜそれが不正なの?」
そんな言葉も聞こえてきそうですが。
利益相反取引は厳禁です。



企業の持つ口座以外に従業員個人が口座を持つということは
個人で仕入れた商品を、企業の得意先に販売できる事になりかねません。
極端な例では
企業の売上が激減し
従業員が会社の得意先と個人的に取引をすることになります。

結果、企業としては大打撃を受けることになりますし
会社全体で享受すべき売上げが一従業員に帰属してしまうことになりかねません。

まさかそんなことをする社員はいないだろうと思うでしょうが
実際にこの手法で年間数百万円の仕入をし
得意先へ販売をしていた営業マンが解雇されたことがあります。

仕入先に従業員の個人口座は作らせない
不正防止の為には、一営業マンをいつまでも同じ仕入先担当にしないことも肝要ですね。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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