食べ物は“薬” その2
霜降(そうこう)の候となりました。
おとといの夕方から強い北寄りの風が吹いて、
昨日は急に気温が下がりました。
それまで半袖の生活をしていた今年です。
皆さま、体温調整出来ておられますか?
寝具も、まだ夏寄りの仕様だったと思います。
わたしも毎日、寝具を一枚ずつ増やしながらも、
夜中に寒さで目が覚めています。
霜降は、一日でいうと、夜⒏時頃です。
お勤めされている方は、夕食時間だったり
幼いこども達は、眠る準備にはいる頃でしょうか。
立春から始まった今年を、そろそろ収めつつ
疲れを癒やしていく時候に入ってきました。
秋の養生は、呼吸にまつわる肺を労るとき。
肺は乾燥を嫌いますので、潤してくれる秋の果物は有難いです。
自然の一部であるわたし達は、この季節の移ろいにも呼応しています。
太陽や月の運行は変わらないのですが、
四季の移ろい方が、変調をきたしているようです。
家住まいの方は、幸いにも着るものは収納から発掘できますので
どうぞ、上手に対応されて下さい。
そして睡眠。
週に一度二度からでも、陽の気を保つために早寝の練習を。
そして、早起きも・・・肺の働きを助けるために。
早寝早起きへの移行、言うは易しですが、努めましょう。
このように気温の変動が大きいときは
体調だけではなく、精神的にも不安定になりやすくなるといわれています。
秋は「芸術の秋」ともいわれますが、
美しいものを見て、聞いて、感じて過ごして下さい。
「美しさ」は、人の心の美しさも含まれますので
そう感じられる方と共に過ごすことも素敵です。
ご自身が、そうあろうとすることも美しい行いだと思います。
どうぞ皆さま、それぞれにあった方法で
この季節の移ろいを無事にお過ごしください。
*霜降の前後5日間は
中医学的に、子どもを授かりやすいといわれています。
「秋の養生~悲しみ・憂いに注意~(2012-08-12)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/29560/
『秋の過ごし方 (2010-08-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9266/
「睡眠養生(2013-08-24 )」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/39094/
「子どもを授かりやすい時期~芒種・霜降~(2017-05-28)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/61263/
「予防の更に向うにあるもの~七十二候から~(2013-02-28)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34861/



