肉体という宝物2。〜呼吸と血液〜

椎結子

椎結子

テーマ:こころとからだの養生法

8月23日から、処暑の候に移り
少しずつですが、朝夕に涼の気配を感じられるようになってきました。

今年はカレンダーの並びで、お盆休みが9日間のところもあったと思います。
休みの後、生活リズムを整え戻すことが出来た頃でしょうか。

8月は、お盆月。
お墓参りに行った人、行かなかった人、行けなかった人…それぞれ。
今年は、終戦から80年ということもあり
日本や世界の80年間を振り返る報道番組も、多く放映されました。

普通に、今、生きている。
その奇跡の毎日を、意識させられることの多い月です。

「どんなに生きたいと、望んでも
肉体が生存に耐えられなくなると…わたし達は
この世界から、去って行かねばならない。」

急な病を得て、古い仲間が去ってしまいました。
その病を聞いた時、改めて、この肉体の緻密さに感謝しました。
「輸血で、命を繋いでいる」とその人は教えてくれました。

わたし達は、呼吸をして、酸素を取り込めないと
数分で、命を失ってしまいます。
それは、知っていました。

けれども、その取り込んだ酸素を身体の隅々まで運んでくれる
血液のことは、無頓着でした。
あたりまえに働いてくれているから。
気づかないような傷や、侵入者からも護ってもらっているから。
結構雑に生きて、知らずに内出血して、意識しないうちに治っているから。

先月、40年ぶりにお会いして
また、涼しくなったら、会いに行こう。と思っていました。
叶わなくなってしまいました。

改めて、この
肉体という宝物…を持っていることに
意識を向けさせて貰いました。

昨日より、少しだけでも
そのことに気持ちをよせて、
丁寧に日々を生きていけますように。


まだ、日中の暑さが厳しいですが
どうぞ皆さま、無事にこの夏を・この月を越えて下さい。


『気血(2010-08-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12290

「呼吸(2010-9-6)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2812855/

「肉体という宝物。(2017-06-29 )」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/61639/

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椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

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