立春寒波

今年の節分は、2月2日でした。
毎年節分は、2月3日の意識があるので、うっかり間違えるところでした。
けれどもこの頃は時節のことは、ニュースやスーパーのチラシが、丁寧に教えてくれます。
必要な物も揃いやすいです。

さて、この2月2日に節分になるのは、明治30年(1897)2月2日以来124年ぶりのことだったそうです。
それは人間界のカレンダーと、太陽と月の関係によるものの結果のようでした。

聖（ひじり）という語は、元は「日知り」にあり、暦を知り読めることの大切さを学んだことがあります。
人は自然界にある、太陽・月・星を読み、その叡智を積み重ねてきました。
同じく自然界に共にあるもの達は、その内に大自然と呼応するすべを秘めているのでしょう。

そんな立春開け4日からやってきた「立春寒波」。
報道によると、今シーズン最強・最長で、その強い寒波は数年に一度レベルという事です。
既に日本海側では、大雪に見舞われ、交通規制もあらかじめ告知されています。

暦を知る「日知り」は、先読みする力でもあります。
かつて秘されたその力は、今は公開されました。
今、わたし達の周りには様々な情報網があります。

必要な情報をしっかりと受け取って対策し、
あえて大自然の力に挑むことなく、安全に、無事に、
この寒波を健康でお過ごしください。


『東風解凍（はるかぜこおりをとく）（2018-2-5）』
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2863423/

『予防の更に向うにあるもの～七十二候から～（2013-02-28）』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34861/

「生きる気持ちが減る～気が枯れる～（2012-12-26）」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/33333/