柿
寒露(かんろ)の候となりました。
漢字のごとく、露の宿る季節・・・なのですが
昨日きょうは、変な暑さが身体にまとわりついて、ぼんやりします。
室内の温度計を見ると、30度近いのです。
皆さま、いかがお過ごしですか?
それでも、夕暮れの風景は、秋の風情になって久しいです。
寒露は、一日の時間にすると19時頃。
秋分に昼夜の時間が同じになってから、更にすこしずつ昼が短くなって
19時は、もう暗い時間になりました。
現在NHK連続テレビ小説(朝ドラ)は、第113作「ばけばけ」が始まっていますが、
わたしは、まだ「あんぱん」を録画で少しずつ見て、追いかけています。
きょう、「わたしにとっての、やなせたかし さん。」で書いていた、
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/5203074/
「てのひらのうえのかなしみ」が、テーマになっていた回の録画をみました。
*『若き日の詩集』佐々木 徹編著 (二見書房)より
小学生くらいの女の子が登場して、この詩が好きと話していました。
わたしも、この詩が好きで、何かの折にふと、口をついて出てきていました。
ポツンと、ひとりぼっちになる感覚。
そんな思いに囚われるとき、やなせ・たかし さんの詩は、優しかった。
アニメ『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンも魅力的ですが
やはり、わたしにとっての、やなせたかしさんは、詩人のやなせたかしさん。
縁が巡って2016年に「香美市立やなせたかし記念館」(高知県)に行けたとき
『詩とメルヘン絵本館』で、詩人のやなせたかしさんに再会することができました。
心が打ち震えました。
その中の展示で、「あんぱん」の作中に登場した、初期のあんぱんまんのことを知りました。
土佐山田駅から、JR四国バスに乗ってアンパンマンミュージアム前まで。
のんびりと山間に入っていく風景を車窓から眺めながら、とても豊かな時間でした。

寒露の節季は、人の心の中に、もの寂しさを感じさせるそんな候の始まり。
それは、自然界の様相がそう導く、という面があります。
そんな時は一つの方法として、やなせたかしさん作曲の
「アンパンマンのマーチ」や「手のひらを太陽に」
を聞いたり、歌ったりすると、きっと「元気百倍!」になれますね。
知っている人も多いので、一緒に歌うこともできます。
どうぞ、それぞれの方法で「秋の悲しみ・憂い」に対応されて
日々を、無事に、大切にお過ごしください。
『秋の養生 ~悲しみ・憂いに注意~(2012-08-12)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/29560/
『秋の過ごし方 (2010-08-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9266/
『七情〈しちじょう〉(2011-02-10)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/17194/



