書くことは約束。
7月になり、急に夏めきました。
暑さ対策に注意が必要になってきました。
きょうは、平成三十年七月二日、旧暦では 皐月(さつき)十九日。
七十二候では29候 「夏至 末候 半夏生(はんげしょう)」。
『半夏生』(サトイモ科『烏柄杓(からすびしゃく)』)の生える頃となりました。
ドクダミ科の『半夏生草』がありますが、
こちらはこの時期に葉の色が一部白く変化することから名づけられました。
半夏生の時節は、この頃までに田植えを終わらせる目安の時です。
関西では、半夏生の時にたこを食べる風習がありますが
これは、稲の根がたこの足のようにしっかりと根付くようにと願いがこめられています。
米作りを中心としてきた、日本には
季節折々に、豊作の願い・祈りの風習が
生活の中に織り込まれています。
先月、29日から30日にかけて
強い雷雨が通り過ぎて行きました。
雷は、稲妻とも言います。稲の妻。
田の神と雷の結びつきによって、
実りがもたらされることを、古の日本人は感じ取っていたのでしょう。
それ故に、自然の恵がもたらされることを祈り、
もたらされた恵みには感謝することが、連綿と受け継れてきました。
ヒトは、何でも自在に作り出せる万能なものではなく
自然の力を借りることでしか、手に出来ないものもあります。
今年も、後半になりました。
これからの季節は、暑さで心身が消耗しやすくなります。
人の工夫と、自然の力を借りながら
それぞれの人が、日々穏やかに過ごして行けますように。
『夏の過ごし方1(2010-05-06)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9265
『土用・梅雨の過ごし方(2010-07-05)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11032
『梅雨時の養生(2011-05-28)』
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