冬の過ごし方
きょうは平成三十年一月五日、
旧暦では霜月十九日です。
きょうから、二十四節気では「小寒」となります。
七十二候は67候「小寒 初候 芹乃栄(せりすなわちさかう)」。
一日の中では、深夜1時頃にあたります。
これから一月二十日の大寒の頃が、一年の中で最も寒い『寒(かん)』の時期です。
冬至前後から大寒の頃は、体調を崩すと治りにくい時期ですので、
どうぞ養生してお過ごしください。
と言いながら・・・私自身が年末の新月の頃から体調を崩し、
回復するのに年始の満月の頃までかかっていました。
こんなに長引いた経験が今までなかったので、
正月三が日が過ぎ、普段の生活に戻った昨日
身体の温め・ほぐしに行ってきました。
すると、頭と首筋がとても冷えていることが判りました。
頭痛もひどかったので、納得しました。
この厳寒期の養生には、防寒保温が特に大切です。
防寒保温のためには、
陽の気が集まっている「頭部」と「頸部」の保温がポイントになります。
帽子やマフラーなどで保温することで、全身が暖まります。
髪を洗った時も長く放置せず、
冷えないうちに髪や頭皮を乾かすように、気をつけて下さい。
パソコンやスマートフォンで酷使している「目」の周りの筋肉は
首筋の筋肉とも連動しています。
冬と関連の深い『腎』。
その外に出ている器官ともいわれる「耳」も冷えやすいです。
擦り合わせた手や温めたタオルなどで温めてあげてください。
また、温度が低下している地面に近い足の保温も大切です。
足首まで温める工夫が必要です。
そして、太ももも温かくしておきましょう。
足で冷やされた血液は心臓に戻る途中の命門で、命火を受け取るまで
足・膝・腰・下腹部の臓器も冷やしてしまうからです。
首・足首・手首を温めることは、体の中の保温に繋がります。
1日の中での、体温の変動が10度以上になると
精神的に不安定になるとも言われています。
最近は冷え取りの靴下や、手首足首を温める商品
可愛らしい腹巻や、オーバーパンツなども手軽に手に入るようになりました。
上手に生活に取り入れて、体を冷やさないようにして慈しみ労わり、
厳寒期を乗り切ってください。
わたしは今日、一日中被っていられる帽子を買いに行ってきました。
頭が暖かくなって、とても快適です。
気持ち(こころ)はいつまでも変わっていないと感じていても、
年月とともに肉体の機能は低下していくのだと・・・
身をもって学んだ、年末年始でした。
人も、自然の一部ですから年月には逆らえません。
年齢に合わて、生活スタイルを変化させていくことが必要です。
例えると、夏と冬は同じ服装では対応できないということです。
自然界のリズムに合わせた生活を心がけ、
今年も、どうぞ心身共に健康にお過ごしください。
『冬の過ごし方(2009-11-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/4563/
『立冬〜補益〜 (2011-11-08)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/23621/
「太ももを、冷やさないで・・・(2013-01-31)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34186/
「 風邪は、悪戯子鬼が・・・~暮らしの中の言葉②~(2010-09-27)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/13412/
「月の満ち欠け~旧正月に~(2014-01-31)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/42420/
コラム一覧 :こころとからだの養生法
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=164
コラム一覧 :The Sence of Wonder
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=1100