放射能とお茶
もう、何十年も前の話になりますが・・・
ある日、家の庭先に一匹の犬がふらふらと迷い込んできました。
そして、横になったかと思うと
体を痙攣させ、泡を吹いてそのまま死んでしまいました。
わたしは、その場所が自分の自動車の下だったこともあり
怖く、そして嫌な気がしました。
保健所に連絡して、引き取ってもらったと思います。
そのあとを、母が水を流して清め
畦道から野の花を摘んで来て供え
仏壇からお線香と鉦を持ってきて
経を唱えて、供養していました。
母は、
「畜生といえども、死んだら
線香の一本でも供えて、鉦の一つでもたたいてやらんとかわいそうや。」
と言いました。
ずっと後になって、カウンセリングで『喪の作業』を学んでいた時
ふいにそのことを思い出しました。
その出来事を話すと、先生は
「お母さんは、身を持って素晴らしいことを教えてくださいましたね」
とおっしゃいました。
そう
どの命も、大切に扱われるべきかけがいない命なのですね。
野山海、地中、家内ですらうち捨てられたままの
様々な命のあることを思います。
明日は、冬至。
陰の底にあたる、陰中の陰になります。
こころを収め、今ここにあることを感謝して過ごしたいですね。
陰中の陰を過ぎれば、陰陽転化して陽に向かっていきます。
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『“愛”について考えるとき。(2012-12-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/32891/
『保護犬~基本的信頼感~ (2012-10-09)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/31228/
『立冬〜補益〜 (2011-11-08)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/23621/
『喪失と悲しみの心理1(2011-03-17)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18244
『喪失と悲しみの心理2(2011-03-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18274
『喪失と悲しみの心理3(2011-03-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18291
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