月の満ち欠け ～旧正月に～
日本フェミニストカウンセリング学会全国大会、1日目は
3名のシンポジストの方をお招きしてのシンポジウムでした。
そのうちのお一人は、4月13日のコラムで紹介致しました
パープルホットラインを実施されている
NPO法人全国女性シェルターネット共同代表の近藤恵子さんでした。
コラムで紹介をさせていただいてはいましたが、
このような形でお会いできるとは思いませんでした。
また、2～3月にかけて実施されたパープルダイヤルや
4月からのパープルホットラインの状況についてお話を伺うことが出来ました。
パープルダイヤルにかかってきた電話は約6万件。
（実際に対応できたのは62．1％）
4月からは全国女性シェルターネットが
パープルホットラインとして引き続いて相談を受けています。
対応されて実感していることは、
【24時間365日のフリーダイヤルのホットラインの必要性】ということでした。
2～3月のパープルダイヤルは内閣府の事業であったため予算がついていました。
しかし4月からのパープルホットラインは、オックスファムの援助を受けて維持されており
2回線で、何とか夏までは続けられるか・・・という状況だそうです。
助成金等を申請しながら、資金が続く限りやりたいとおっしゃっていました。
被災地からの相談内容は厳しいものが多く、今は被災者の方からのアクセスは
避難した先からのものが増えているということでした。
ダイヤルから見える姿は、精神的暴力が一番多い状況です。
『性暴力禁止法』はまだ具体的には困難ですが
今まさにここで命が失われるかも知れないと言った状況の中では【待ったなし】です。
被害者は、女性・子ども・マイノリティの方々なのです。
【たまたま、女性に生まれただけでこのように
差別・セクハラ・DV・性被害を受けるのか！？
女が女を生き抜き、女として生き抜く不利益を無くすために
その糸口は、暴力をなくすことである。
そのために、女性の人権法、性暴力禁止法が必要】と訴えられました。
★NPO法人全国女性シェルターネット
パープル・ホットライン（24時間・無料電話相談）
東日本大震災で被災された女性・子どもの相談に応じる。
（性暴力、DV，虐待など）
0120－941－826
「NPO法人全国女性シェルターネット」とは
http://nwsnet.or.jp/shelter/index.html
『女性の視点からの災害支援2 （2011-04-13）』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18887
『女性の視点からの災害支援1（2011-04-06）』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18666
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