自律性 VS 恥・疑惑 1 〈 エリクソン発達理論・幼児期前期 〉

椎結子

椎結子

テーマ:発達心理

昨年、エリクソンの発達理論について書き始めていたものの

心の中に迷いがあって、続きを書けずにいました。

最近、改めて出会ったのでこれを機会に書いて行こうと思います。


発達段階の第二期は、幼児期前(初)期 だいたい1~3歳ころです。

この時の重要な他者は、親的人物(複数)。

そして、この時期の心理課題は『自律性 VS 恥・疑惑』です。


発達とは、自分の存在する社会のルールを獲得していくプロセスです。

そしてそのためにはプラスとマイナスのバランスが必要になります。

そのため、『対(VS)』の発達課題が存在します。

良い面だけが受け入れられるだけではなく、

悪い面も受け入れられることが必要なのです。


この時期は、トイレトレーニングの時期ですが

排泄を自分でコントロールできることの確立は、

ダメなものはダメというルールを覚えることになります。

このことが獲得できないと、その後の複雑なルールは身に付きません。


排泄コントロールは、性的衝動のコントロールにもつながるので

『自律』の発達課題は、第二次性徴期までには身につける必要があります。

また、暴力に対するブレーキにもなります。


これらを獲得できるまでの失敗から、『恥』の感覚を覚えます。

しかし、この『恥』の感覚があることで

次は失敗しないようにと思い、出来たときの喜びや

ほめてもらって嬉しい感情を持つことが出来るのです。


この時期の発達課題は、生涯にわたる課題になることがあるので

もう少し詳しく書きたいと思います。

次に続きます。


『発達理論1(2010-07-08)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11161

『基本的信頼VS不信〈エリクソン発達理論・乳児期〉(2010-08-06)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11994


★☆★ 電話カウンセリングの受付を開始しました。(2014.6~)★☆★
 ≪指定サイトからのみ受付、二十歳以上の女性限定です≫
 *55分コースに加えて、25分のお試しショートコースも始まりました!
お申込み、詳細はこちら↓をご覧ください。
 https://www.voicemarche.jp/advisers/110?utm_campaign=001&utm_medium=110&utm_source=spweb
★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★


★マイベストプロ神戸★

メールでの【お問い合わせ】はこちら↓

https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/inquiry/personal


☆『Yu-cocoro office』ホームページはこちら↓☆

http://yu-cocoro.com/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理学をベースに、心身両面からのサポートと自己啓発を導くプロ

椎結子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼