喪失と悲しみの心理 2
卒業後、避難のため離れ離れになってしまう小学生が
交換日記を埋めて再会の時に(二十歳?)に掘り出すという報道がありました。
東日本大震災直後、家に帰れずそのまま学校で泊まっていたその時の様子、気持ちを、
小学校6年生数人でまわして書いていました。
時を経て、彼女・彼らの見る風景はどのようになっているのでしょうか?
今年度、今まで関わって来ていた事のいくつかを辞めました。
それぞれ、今までのわたしを支えてくれた大切なものだったので
なかなか決心がつかず
もう一期・・・と延ばしてきた事たち。
そのうちの一つから、
22年の歳月を経て帰って来たものがありました。
履歴書です。
20代のわたしが、自立したくて、働きながら2年半通い手に入れた資格。
そしてその資格で、設立されたばかりの会に登録していました。
思い入れの深いその資格で、いつか仕事をしたいと願い
ずっと休会のまま更新し続けていました。
返却された履歴書には、この22年のわたしの歴史がありました。
20代のわたしは、本当に何も持っていなかったのだと解ります。
そして、内容に変更がある都度、丁寧に書きなおしていただいていました。
名字が変わり・・・
住所も4つ書いてありました。
何も持たなかったわたしの、支えになっていた資格と所属。
退会するにあたり、その感謝の思いを伝えました。
そのことへの、お返事も書いて頂いていました。
もう、この道に進むことは無いと見定め、決心したものの
やはり、寂しいものです。
『座席(2010-12-09)』
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