ニュース映像が頭から離れない方へ。
東日本大震災の発生以来
報道される方々や、映し出される映像の人々も
当然のことながら悲痛な表情でした。
無表情で、抱きしめたぬいぐるみの頭を撫でつづけていた
幼い少女の姿はこころに刺りました。
物資が届き始め、笑顔の子ども達の映像が流れると
少しほっとすることが出来ました。
また、出来るだけ日常の生活に近づけようということで
テレビ番組も通常に戻りつつあります。
笑顔を見ること、笑うことも大切です。
出来るところから、元気を活力を取り戻そうという思いが伝わります。
そして、災害の事を忘れているわけではないのです。
臨時ニュースが入ると、どんなに途中でも画像は切り替わります。
まさに揺れているスタジオで生放送がされていたりします。
【笑い】の力については
ノーマン・カズンズ(米/ジャーナリスト)が、関節の病気(膠原病)の痛みが
「10分間腹をかかえて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感ぜずに眠れるという効き目があった」
『笑いと治癒力』(松田銑訳 現代岩波文庫)
と著したのが始まりでしょうか。
【笑い】の効果については、様々なことが紹介されます。
・ナチュラルキラー細胞(自然免疫の主要因子として働く細胞)が増加する。
・α波(癒し・リラックス)β波(精神活動・集中)の両方が発生する。
・脳内の血流量の増加
・β-エンドルフィン(脳内ホルモン)の増加。
β-エンドルフィンは、脳内モルヒネともいわれ、痛みを軽減します。
また、気分がよくなる快楽物質でもあります。
ノーマン・カズンズの言ったように、腹をかかえて笑わなくても
作り笑いでも効果のあるものもあります。
長期の展望も必要ですが
時には〝明日〟に焦点をあててみることも必要かもしれません。
【一日一笑】できるといいなと、思っています。
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