喪失と悲しみの心理 2

椎結子

椎結子

テーマ:こころ

喪失感との和解の作業をするとは

フロイトが自分自身の体験に基づく無意識の自己分析を通して

『喪の仕事』と表現し、その目的は次のように定義されました。

「愛する対象の死に出会った場合に必要なのは、
この死の必然と和解し死を受け入れるということである。」


そして、J.ボウルビィによって「喪の仕事」の作業は一連の情緒反応で

次の四つの段階を経るとされました。

(死別だけではなく、愛着のあるものの喪失が対象になります)


1期 感情が麻痺する時期
 ショックのあまりに否認が起きる。実感がわかない。

2期 思慕と探索の時期
 信じられない思いや受け入れられない気持ちで、喪失対象を探し求める。

3期 混乱と絶望の時期
 否定できない現実に直面し、怒りと恨みが起こってくる。
 絶望、失意、抑うつ状態がおこる。

4期 愛着を脱し再起していく時期
 あきらめのなかで現実を認め、愛着を心に内在化させ、受け入れ、立ち直っていく。


これらをひとつずつ辿りクリアしていくことで、回復していくとされます。

この「喪の仕事」が順調に行われない場合、病理を生じることがあります。



『喪失と悲しみの心理1(2011-03-17)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18244


★☆★ 電話カウンセリングの受付を開始しました。(2014.6~)★☆★
 ≪指定サイトからのみ受付、二十歳以上の女性限定です≫
 *55分コースに加えて、25分のショートコースも始まりました!
お申込み、詳細はこちら↓をご覧ください。
 https://www.voicemarche.jp/advisers/110?utm_campaign=001&utm_medium=110&utm_source=spweb
★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★ ★☆★☆★


★マイベストプロ神戸★

『心理カウンセリングのプロ 椎結子』の取材記事はこちら↓
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/

☆『Yu-cocoro office』ホームページはこちら↓☆
http://yu-cocoro.com/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理学をベースに、心身両面からのサポートと自己啓発を導くプロ

椎結子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼