喪失と悲しみの心理 2
以前にコミュニケーションについて学んでいたころ
「ハリネズミ理論」という話を聞いたことがあります。
今回、書くにあたって調べてみました。
「ハリネズミ理論」とは
ドイツの哲学者ショーペンハウワーにより
『ヤマアラシのジレンマ』と表現され
人との関係性についての困難さを表わす寓話として
ヤマアラシの姿を通じて語られています。
二匹のハリネズミ(ヤマアラシ)がいて、寒いあるいは淋しいので近づきたい
けれども、お互いにトゲがあって近づき過ぎるとそのトゲが刺さって痛い。
自分も愛し、人をも愛することについて
近づき過ぎて傷付けず、でも淋しくない距離を探っていく・・。
というような説明があります。
けれども私が学んだのは、少し違っていました。
身体にハリを持つハリネズミが
無防備に柔らかい腹の部分を見せて安心しているようだが
ちょっとした刺激があると委縮して丸まって
今度は、そのハリで相手を傷つける。
心のうちを曝して見せていると
誰か他の人がそれを見つけてくれて、
ケアしてくれるだろうと思っているが
それは違う。
誰かにケアしてもらって立ち直るのではなく
じぶんの力、強さで立ち直らなければならない。
と、いうものでした。
どちらが、というのは解りませんが
どちらも大切なことだと思います。
相手との良い距離を保つこと。
自分の問題は、自分の力で立ち直ること。
・・・ですね。
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