大地の気
寒い日には、自然と手を握りしめています。
だんだん背中も丸まって縮こまり、からだの熱を逃さないようにしています。
冷たい風が吹いているときに
手も体も開いてのびのびしている人は、あまりいませんね。
血管も、熱を逃さないように深いところを流れています。
季節は、『陽極まって』『陰』になった8月7日(今年)の立秋から
どんどん昼は短く、夜が長くなっていっています。
そして一年のうちに一番夜の長い、『陰中の陰の日』である
冬至(今年は12月22日)に向かっています。
『陰中の陰の日』で『極まった陰は、陽』に向かって行きます。
そんな日々は、固く握りこぶしを握りしめ
その固い手の中にしっかりと力を蓄える時です。