梅雨明け ~夏・長夏の過ごし方 2~

椎結子

椎結子

テーマ:こころとからだの養生法

向日葵
昨日17日、近畿地方も梅雨明けしましたね。

わたしは昨日初めて蝉の鳴き声を聞きました。

いよいよ夏本番!と言いたいところですが暦の上ではもう晩夏になります。


中医学では立秋(今年は8月7日)の前の18日間を「長夏(ちょうか)」といいます。

同時に夏の養生も必要になります。

以前に書いたコラムと重複する部分がありますが・・・


下からは、梅雨の時期からの湿気が上ってきて 

上からは、梅雨明けの強い、暑い日差しが下りてきます。 

この夏の暑く湿度の高い状態から、「暑邪(しょじゃ)」が生じます。

暑さに対して体のバランスが生じるとこの暑邪に襲われます。

頭痛・発熱・イライラ・口が渇くなどの熱病の症状が出ます。

また暑邪は次の2つに分けられます。


「陽暑」・・・日中暑い中で、汗をかくことをする。 気絶したり、うわごとを言ったりする

「陰暑」・・・暑い中で、冷たいものをとる。 頭痛や頭が重くなったりする。


今の時期は梅雨時の蒸し暑さ、寝苦しさで、睡眠不足にもなっています。

今年はサッカーのワールドカップで拍車のかかってかかつている方もいますね。

睡眠不足により、疲れがたまり

また、汗による体力の消耗もあります。


土用の時期に一番注意するのは、胃腸の状態です。

胃にやさしい、消化の良いものを食べていたわって下さい。

冷たいものをとり過ぎると、胃液も薄まりますが

その冷たいものを体の中で温めるためのにも、エネルギーが必要です。

26日の『土用のうなぎ』を美味しくいただくためにも(笑)

胃腸を整えて下さいね。


「夏の過ごし方 1 (2010-05-06)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9265

「土用・梅雨の過ごし方 (2010-07-05)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11032


(参考:『中国伝統医学 入門編』 神戸中医美容整体学院)


〈中医学 17 季節の養生〉

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椎結子(心理カウンセラー)

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ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

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