それぞれの立場を感じてみる

椎結子

椎結子

テーマ:こころ


自分の思っていることがうまく伝わらず
あらぬ方向に話が変わってしまうことがあります。

コミュニケーションの道具はたくさんありますが

言葉で伝わるのは 7% といわれています。

声の調子が 38%
ボディ・ランゲージ(姿勢・視線など)が 55%

わたしはその他にも、その時の様々な状況も影響すると考えています。

そして5月25日の「フィルターの色」で書いたように
それぞれが自分のフィルターの色を持っています。

コミュニケーションは、まさに生き物ですね。


いまは、メールのやり取りが多くなっているので
「機械的な文字」が思いを伝えに行きます。

同じ文字でも、手書きのはがき・手紙の場合は
その手書き文字や、紙、色、消印・・・・様々なものから伝わるものがありました。

メールは相手の機器が受け取ります。
顔文字・絵文字は それを補うために普及しているのでしょうね。


前置きが長くなりましたが

ある問題があった時に、その時のお互いの状況がどのようであったのかを感じるのに

それぞれのその時の立場を感じてみる方法が有効な時があります。


① 3つの椅子でも、座布団でもかまいません。三角形になるように並べます

それぞれは 自分・相手・2人を客観的に捉えるもの(第3の立場)の位置になります

相手と場所、状況を特定して問題をしぼる方が解りやすいです。

② どの位置が誰の場所になるかを決め

③ 自分の位置に 相手との距離を確認しながら座ります

④ その時の気持ちを言ったり、相手がどのように見えるか感じます

⑤ 次に第3の立場に移動し、2人を観察します

⑥ そして相手の位置へ・・・自分の位置でやったことを繰り返します

⑦ そしてまた第3の立場に移動し、どう感じるかを体験します。

☆それぞれの位置に移動するときに、しっかりと切り替わることが重要です。


一人でするのは難しいですが、軽い問題で練習するのがよいでしょう。

大きな問題は、一人でやらないでくださいね。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理学をベースに、心身両面からのサポートと自己啓発を導くプロ

椎結子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼