レッテル貼り

椎結子

椎結子

テーマ:こころ


名詞形で言われると
もう改善も、弁解の余地もないような気になってしまします。

先日のコラムの「マリッジブルー」も

誰かに説明するのには一言ですんで簡単ですが

そこから動けなくなってしまうような気もします。

同じことを言うにしても動詞形にすることで

全体についたイメージをほぐし

具体的な解決方法を考えて行くことができます。


たとえば、昨日のコラムの中で言うと

結婚を機に、仕事を辞めたとします。

何かの機会にアンケートなどを記入するときに職業欄で

「無職(名詞)」を選択するとき
(主婦・主夫なんていうのもありますが・・それが職業なのかどうかはよくわからないのですが)

もしかすると、それまで仕事に深い思い入れがあれば

わたしは無職なのかと・・・自分自身にレッテルを張ってしまうことになるかも知れません。

けれどもそれを

「仕事をしていない(動詞)」に置き換えることで

それは、自分の中の一部分であって

今、仕事をしていないということは、機会があれば変えることができるのだと

柔軟に考えることができるようになります。


同じように 「不登校」や「ひきこもり」なども

「学校に行っていない」
「自分の部屋にいる時間が長い」

のように、それぞれにあった動詞形に変えることで

その人すべてに、レッテルを張るのではなく

それはその人のある一部分であり、

その部分を、スモールステップでかえていくいくことで

動かせる可能性があると、考えることができるようになると思っています。

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椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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