喪失と悲しみの心理 2
現在、カウンセリングの方向としては
何回も、何十回も、何年もかけてカウンセリングするよりも
短期に今の状況をかえていく方向にあります
確かにそれはそうなのですが
それ以前に
こころとからだに滞ったままになっているものを
先ず、流していくことの大切さを思います
動かずにあるものが痛みとなっています
それを動かし、流れを良くすることで痛みは和らぎ、無くなっていきます
「いつもいつも、同じことを繰り返して言って・・・」と恐縮される方もいらっしゃいますが
それは、滞っているものの多さをあらわしているのだと思います
その汲めども尽きないような思いを、汲みきってこそ
痛みは和らぎ、新しいものを受け入れるスペースができてくるのだと
あらめて、改めて・・・思っているこの頃です。
〈中医学 5〉