自分に触れてみましよう。
春の過ごし方を書くのが遅かったため、もう夏の過ごし方で、申し訳ございません。
きのう、5月5日は立夏でした。
暦の上では、立夏から立秋の前日までの三ヶ月間が夏になります。
この夏の季節をどのように過ごせばよいのでしょうか?
地の気は昇ってきて、天の気は降りてきて交わり
見渡せば緑豊かに、花々も咲き乱れる百花繚乱の美しい季節です。
様々なものが、大きく成長する季節になってきました。
夜は陰の気を取り込むために、すこし遅く寝て
朝早く起きましょう。
体調と相談しながら、出来るだけ外に出て少し汗ばむくらいに身体を動かし
体の中の老廃物を出し、
新鮮な空気を取り込んで新陳代謝を良くすることが大切です。
そうやって、体を鍛えておくことで
寒い季節に対する抵抗力がつくようになります。
春は精神的なことからこころがイライラして肝(かん)を損ないますが
夏は、暑さからイライラして心(しん)に負担がかかります。
負担を減らすために、冷静をこころがけましょう。
暖かくなってきたことで体温調節のため、血流は体表近くを流れるようになります。
その分、内臓に流れにくくなりますので
甘いもの・油っぽいもの・味の濃いもの、そしてアルコールの取りすぎに注意してください。
風薫るこの季節を心地よくお過ごしください。
〈中医学 4 季節の養生・夏〉