介護施設の職員との面談は、自由に話してもらうことも必要です

山本勝之

山本勝之

テーマ:コミュニケーション

介護施設では、定期的に職員との面談をされているところがあります。


そもそも面談は、なぜ行うのでしょうか?

面談によって、施設や上司の考え方・期待を伝えることが目的
なのは良いと思いますが、職員が何に関心があるのか、
どんなことを考えているのかも、自由に話してもらい、
聞いてみることもいいのではないでしょうか?


その場合の前提として、最近どんなことに関心を持っているのか、
みなさんに今回は聞いています、ということを伝える必要があります。

変に勘ぐられても困りますので、必ず目的は伝えましょう。
また、話の内容は、他へは伝えないことも伝えましょう。


その上で、最近どんなことに関心があるのか、
職場のことでも家庭のことでもどんなことでも
自由に話をしてみてくださいと投げかけます。


人によっては、家庭で悩んでいる話が出るかもしれませんし、
自分の将来の道について、悩んでいるかもしれません。

趣味のことが楽しいということも聞けるかもしれません。


ここは、傾聴のスキルを使って、聞いてみましょう。


また、聞いた上で、アドバイスは必要ありません。
アドバイスをするのが目的ではありませんので、
「話をお伺いして、感じたことをお伝えして良いですか?」
と話してから、聞いた感想だけを伝えてみましょう。


よく出るキーワードや、話す表情から、
楽しいのか、深刻なのかもわかります。


職員との面談に、是非取り入れてみてください。







通りがかりの銀杏の木の下が、
黄色いカーペットのようになっていました











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※2020年7月14日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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