介護業務中での私用のスマホの利用

山本勝之

山本勝之

テーマ:面談、人材育成・マナー

携帯電話・スマートフォンは、私達の生活に欠かすことが出来ないものです。

それ故に、介護職員が業務中に、私用のスマートフォンを使っているところもあるようです。


どのような使い方をされているのかは、まちまちですが、
業務上であれ、私用で使っている場合、

・利用者や同僚職員の個人情報の漏洩に気をつける
 (悪意のあるスマートフォンのアプリから、個人情報が漏洩する恐れがある)

・ツイッターやFacebookといったソーシャルネットワークへの投稿について、
 業務に関連すること、利用者の個人情報がわかることなどは厳禁する。

・医療機器への影響も考えられるので、利用者の近くでの使用は控える。

などを、何度も何度も機会があるごとに、周知徹底することが必要です。



また、介護職員が介護業務中に、業務ではなく私用の連絡のために、
業務の合間に、スマホなどを操作していることがあるようです。
(但し休憩時間は、休憩室などで使うのは、よいと思います)


介護以外の職場でも、業務中のスマホなどの使用については、
厳しい目が投げかけられています。

例えば、鉄道の運転士や飛行機のパイロットなど、
業務に集中すべきであるのに使っているなどです。


介護の業務は、そこまで厳しく必要でしょうか?との声もありますが、
例えば、自分自身がレストランで食事をしているときに、
店員がスマホの操作に夢中で、食事の配膳がされず、料理が冷めそうになる
場面を想像すると、介護の業務でも、使用は控えるべきではないかと思われます。


特に介護の現場では、利用者自身から体調の不良や意志を伝えにくい方もおられ、
介護の現場においては、利用者の状況をきめ細かく配慮する必要があります。

自分への介護よりも、スマホの操作に集中していたら、
利用者はどのように思うのでしょうか?

このような想像力を介護職員が身につけて業務にあたれるよう、
関わりたいものです。




道ばたに、ドングリがいっぱい落ちていました。





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 ※2020年7月13日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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