なぜ、労働基準法など法律を守る必要があるのしょうか?

山本勝之

山本勝之

テーマ:働く上でのルール、就業規則




道路を自動車で走っていると、制限速度がそれぞれの道路で決められています。

道幅も広く、交通量も多い道路では、制限速度が50kmであったり、
道幅が狭く、住宅街の中で人通りも多い道路では、制限速度が30kmであったりします。


これは、その道々にあった制限速度を決めておかないと、
道幅が狭い道路で制限速度が50kmであれば、道を曲がるのに速度が超過して、
道を曲がりきれず頻繁に事故が起こりそうです。

道路での制限速度が決まっているのは、様々な状況に応じて制限をかけ、
事故が起こらないようにしているからです。


労働基準法など職場の労務に関する法律も同じです。

例えば働く上で、法律で定められた1日8時間、1週40時間の勤務時間は、
これ以上働くと労働者の身体に支障でたり、負担が大きくなるからです。

むやみやたらと制限しているのではなく、働く上で支障がないように決められていますので、
労働基準法などの法律を守るのは、大切なことです。


また、労働基準法などの法律は、最低限のことを定めているのであって、
1日7時間30分勤務であるなど、法律を下回って働くことは可能です。

むしろ、法律の最低限の定めにあわせるのではなく、労働条件を決めることが求められています。



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※この記事は、2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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