介護職員の年休問題
先週、仕事で但馬地方の北部に行ってきました。
少し時間がありましたので、海を見に行ったのですが、
写真のとおり、波が荒々しく、冬の海のように感じられました。
街の海産物屋さんには、カニがたくさん並べられ、
温泉とともに、街がこれから賑わうのが、感じられました。
「年次有給休暇(年休)の要望が多く、職員のシフトが組めなかった・・・」
先日、講師を務めました研修で、高齢者のデイサービスの管理者の方から、こんな声がありました。
年休は、職員(労働者)の権利であり、本来事業所が、年休を取ることを拒めません。
では、どうしたらよいでしょうか?
職員は、当然の権利だから、年休を希望するのは当たり前という考え方は、間違いではありませんが、
職員が権利を主張するあまり、デイサービスでのその日の職員が不足して、
デイサービスへ通ってくる高齢者に事故が起こっては、誰のための施設かわかりません。
また、デイサービスへ利用者が来るからこそ、職員の給与が支払われ、年休も取ることができます。
そこで、管理者や経営者は、デイサービスの経営状況や、目指すべき方向性や理念を丁寧に
職員に説明する必要があります。
お互いがしっかり分かり合えないと、権利を主張し合うばかりで、平行線のままです。
ここは、デイサービスの管理者が、丁寧に職員への説明や理解に務めることが、役割として求められます。
また、一人ひとりのデイサービスの職員が、ここのデイサービスを担っているという
役割が感じられないと、権利だけを主張したり、仕事が表面的なものになります。
管理者の方の関わり方が悪いわけではありませんが、もう少し踏み込んで、
職員との関係が必要だと思います。。
~こちらの記事も、続けてご参考ください~
・介護施設・事業所での祝日の扱いは?
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※この記事は、2017年5月29日に内容を一部修正しました