介護施設・事業所でも、見える化が必要
紅葉の便りが聞こえるようになり、本当によい季節です。
私は、社会福祉士として、判断能力が十分でない方を支援する成年後見人の仕事もしております。
私の担当している40歳代の女性の方は、足に麻痺があり歩くことができません。
施設に入っておられ、日中は車椅子に乗って生活をされています。
その方の履いている靴のマジックテープがうまく機能をしなくなったきたので、
このたび、替えの靴を購入することになりました。
そこで、相談したのが、
マイベストプロ神戸に登録されている「介護サービスのプロの坂部智子さん」
http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/
坂部さんと購入について相談し、坂部さんから尋ねられたことは、次のことでした。
・靴を日頃どのように使っていますか?
・ご本人の足の状態はどうですか?
・今の靴は、使い勝手がいいですか?
ご本人の様子を見たり、施設の看護師さんと相談し、
坂部さんと靴の購入について確認したことは、
・自分の足で歩くことはできないが、
車椅子に乗っていて、車椅子の足置きから足が落ちた時に、床で足が擦っても大丈夫なこと、
自分で車椅子を操作したときに、操作を誤って自分の足を壁にぶつけても、足を保護できること。
・ご本人の足の状態は、右と左とでは、足の裏や足の外側の肉のつき方が違うこと、
そのため、靴を履く時に履き口ががばっと広がったほうが、履かせやすい。
・今の靴は、使い勝手がよいので、同等のものを探す。
ということになりました。
介護用品としての靴は、たくさん出ていますが、何とか、靴を探していただき、
取り寄せていただきました。
後日、ご本人の施設へ出向き、早速買ってきた靴を履かせたところ、
ご本人は、新しい靴に大変喜び、表情がぱっと明るくなりました。
そして、自分では外出ができないのですが、誰か散歩に連れて行って!と
楽しく話をしていました。
今回、ご本人は靴を履いて歩けないので、靴としての機能は、足を守るという役割しかありませんが、
靴一つとっても、大変奥深く、私も勉強になりました。
坂部さん、ありがとうございました。
※介護サービスのプロの坂部智子さん
http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/
(靴以外の介護用品も、丁寧に相談にのっていただけます)
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※この記事は、2017年5月29日に内容を一部修正しました