坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
パニック、不安な時、息ができない時ー対処の仕方を知っておく
無理がないから美しい 究極の体の使い方
うまさきせつこのボディコントロール 主宰うまさきせつこです。
どこかに心配や不安がある時
どこかに痛みがある時
だんだん呼吸が浅くなって
息ができない！！
苦しい！
私死んでしまうんじゃない！？
そんな怖い思いをしたことはありませんか？
私はあります。
高校生1年生の時、バスケットボールをやっていて
真夏に心肺機能を高めるインターバルトレーングを
していました。
バスケットコートをジョギングして
笛がピッ！となると
コートを3周、全速力で駆け
またゆっくり半周すると
笛がピッ！と鳴る
そして再び全速力で3周の繰り返し。
ビリから3人は腹筋背筋運動
1回につき50回ずつがつきます。
これが10回。
後に倒れる人が余りに多く
救急車を呼ぶこともあって
5回になり、その後、されなくなりましたが。
合宿中、毎日恐怖でした。
もう走りたくなくて、逃げたくて
朝になるとボールを磨きながら
泣いていました。
肉体的にもきついものでしたが
今考えれば、自分から
「怖い！また息ができなくなる！」
「早く倒れたら、涼しいところで横になれる」
と思っていて
意識が呼吸が早くなるようになり
脚が重く、体が動かなくなるように
道ができていたのでしょう。
人は身体的にも呼吸ができなくなることがありますが
メンタル的にも自分を追い詰めて
呼吸ができなくなることがあるのです。
人にとって息ができないことは
死につながることなので
とても怖いものなのです。
心が弱いと、自分を責めることはありません。
誰にでも、いつ起こってもおかしくないこと。
だから対処の仕方を知っておくと
恐ろしいことにはなりません、
息ができない時、まず息を吐いて下さい。
中途半端にでなく、全部吐き切るんです。
息を吐き切ること！
そして息を止めます。
10秒くらい止められたらいいですが
無理だったら、短くても構いません。
怖がらないで下さい。
そこで開放すると、息が自然に入ってきます。
吐き切ればちゃんと入ってきます。
安心して。
そこでゆっくり、たっぷり息を入れて下さい。
落ち着いたら、
呼吸を徐々にいつものペースに戻していきます。
これは動画があります。
「体幹の流れをつなぎ楽になる不安な時の呼吸」
→過去のコラムはこちら
昨年、癌治療で強い痛みのある人には
術後に呼吸が浅くなった時や
痛みを軽減させるために、この呼吸をオンラインで
一緒に練習しました。
痛みが強い時にやってみて
お陰で随分楽に過ごせたと感謝されました。
体を筒のように通る状態にしてやると
体の中を楽器のように響かせる声を出すこともできます。
寝ることができなければ座っても、立ったままでもできます。
痛みがなくても不安な時、心が落ち着かない時
やってみて下さい。
気持ちが落ち着き、心の不安を助けてくれます。
息がちゃんとできると、怖さが取れて
楽になります。
息がちゃんとできることは、安心できることです。
ではまた次回をお楽しみに。
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