股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
背骨の可動域を上げる壁を使った立位体前屈ストレッチの準備段階
背骨の可動域を上げる壁を使った立位体前屈ストレッチ(2020年1月7日)
をいきなりやってみるのは、ハードルが高い!という人は
座った状態でやってみるのもいいでしょう。
これは正座でやっていますが、正座が難しい人は椅子を使ってやってみるのもあり。
まず正座から。
正座が難しい人は椅子に座って。
前に傾いていくのでなく、背骨を丸くしならせて
お尻の底から中心に引き込んでいく感覚。
結果的に背骨がしなるように。
この時、大事なのは肩甲骨と肋骨の位置感覚、
お尻の底が浮きあがらないようにすること。
肩甲骨と体幹の底の引き合いがあるからできること。
それに肋骨の下で引き絞るようにしています。
ここまで行ってもお尻は浮き上がりません。
背骨がしなりながら最大に伸ばしています。
ここから背骨を床と水平に伸ばします。
これをまた丸くしなりながら、最初の座った状態まで
戻していきます。
この方は、もともとが反り腰ですが
意識しないと反り腰ゆえに、お尻の感覚が薄かったり
お尻から足裏までの流れが感じにくいのが
壁を使って立位体前屈のストレッチをすると
今まで感じにくかった感覚が、とてもわかると言っておられました。
お尻回り、股関節周りの感覚も
良い姿勢、動きにつながる感覚を得るには
とても大事です。
全身がつながって整えられるから
いろんな不具合が改善され、
できにくかったことができるようになると
私は思っています。
最初はできないことばかり
思うようにならないことばかり。
それでも、ひとつつながれば
全く位置感覚もつながりもなかった時より
体は楽で、体が楽になると
希望が湧いてきます。
体がしんどいことほど、モチベーションが下がることはありません。
ただ運動をするのは、しないよりいいけれど
意識したうえで、やってみて
ひとつずつ整えてみて感じる嬉しさは
なにものにも代えがたい喜びです。