肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
体調不良、胃が痛い時に縮んだ体を伸ばす
レッスン前に連絡をもらって
「胃が痛くて、様子を見ている。
治まってから、レッスンに行きます」
とのこと。
薬を飲んだが、なかなか良くならないらしい。
お腹が痛い時は、たいてい体が縮んでいるので
温めることと、背骨を伸ばせるようにストレッチすることを勧めた。
痛みが治まらないようなら、病院に行きなさいよと言っておいたが
体を温めながら、
ちょっとお腹が痛い、スッキリしない時のストレッチ(2019年4月14日)
をしていたら、随分楽になってきたと、少し遅れて来られた。
それでも顔色が白く、体調がまだよくないのはわかるので
誘導して縮んだ体を伸ばした。
(痛みでちぢんだ体)
(伸ばした体)
ご自身ではしにくい体の伸ばし方をいろいろやってみた。
暖房が効いた部屋の中でも、この通り
ダウンジャケットと特別温かいパンツで温かくされているが
これが熱くて、とはならないほど、体は冷えている。
胃の痛みがある時、痛み自体の度合いが4だとして
胃の痛みを庇おうとして、背中は丸くなり、腕や肩や背骨や股関節だけでなく
胃の周りまで固くなって、痛みの数値は、6とか7とか
実際に感じる痛みは増加する。
体のどこかに内臓であれ、筋肉であれ痛みがあると
体は自分を守ろうとして、あらゆるところが固まる。
体を固くして力を入れなければ、耐えられないほどの激痛ではもう
ストレッチして何とかしようとは思えないと思うが
ちょっと痛い、様子を見ようという時には
痛みを庇おうとして縮んでいるのを元に戻してやれば
ずいぶん楽になってくる。
私自身も、うんと昔だが
30分は降りられない特急電車の中で
お腹が痛くて辛く、脂汗を流しながら、座ることもできない混んだ状態で
深呼吸と立ちながら背骨を伸ばすことを繰り返し、降りる時には
病院に行かないで済む状態まで回復させた経験がある。
周りの目を気にする余裕はなかった(笑)
レッスンの途中から、「もう全く痛くなくなりました」
と、最後まできっちりレッスンして元気に帰られた。
体調があまりよくないときに
食べたものがよくなかったのだと思うと言われていたが
消化がよく、温かい中華がゆの作り方などを説明した。
少し前にも、体調を崩していた人とレッスンした時の模様。
お腹が冷えてちょっと痛い時のストレッチ(2019-10-25)
こちらの方は、それ以来、体を冷やさない工夫や
仕事の時にできるだけ体を縮まないように意識をされている。
何もしないで耐えているだけなら痛いままだが
自分で何とかしないと仕方がない状況では
自分で痛みを軽減できることを覚えておけば役に立つ。