反り腰のままでは体幹は思うように使えません

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

反り腰の人は体型の変化や筋力の低下などによって
脊柱起立筋が過緊張した状態にある。
骨盤の前傾の程度がきつくなり
背骨が前に押されて、背中のお肉が余ってくるし
腰の負担が大きく、腰痛につながる人も少なくない。

背骨は本人は伸ばしているつもりでも
伸ばす方向が違い、お尻はヌケヌケ、太腿は緊張し
肩甲骨を動かすにもきつさがあって傷めてしまうこともある。
体幹はそのままでは安定した状態にはならない。

反り腰
反り腰の立ち姿はこんな感じ。
軸が通らない。
元々反り腰になりやすい人に、わざわざやってもらった。
普段意識して、反り腰にならないように使われているが
咄嗟の時には、こんな極端なことはなくても
たまにまだ抜けてしまうことがある。
お腹もポッコリ出てしまう。

それでも初めて来られた頃とは体が全く違う。
その頃から思えば10㌔近く痩せている。
体の位置感覚と使い方、体の流れを感じるようになって
体は自然に変化し、重心の位置も立ち姿も意識も動き方も変わった。

反り腰のままでは、きれいに痩せることはできなかったと思うし
体幹を安定した状態にして
背骨がしっかり伸びる状態にもならなかったし
股関節も不安定でなく、負荷のかからない状態で
開脚前屈なども、かなり早い時期にできた。

動きによって、反り腰の癖が出てくる時もあるが
日常生活から、しっかり意識された体は痛みもなく
ずいぶんきれいになってきた。

反り腰にならない意識
反り腰にならない意識2
体幹の底まで意識も流れも通り
わざとやらない限り、反り腰にはならなくなった。
膝裏も後ろに押して伸ばしていたのが踵まで通っている。
反り腰のままでは、背骨が適切に伸びず、
手足を楽に使えるようにならない。

何よりも体に痛みが出てくると残念過ぎる。
以前にも実際にプロのダンサーになった人が反り腰がきつく
腰椎すべり症になっているのに
それでもなお、反ろうとしているのを
驚いて止めたことがある。

痛みに耐えるのがプロではない。
痛まない状態に整えて使うことを覚え
習慣化するのも大切な訓練。

今痛みがなくても、体は年齢や環境で変化する。
小さな変化をとらえて対応していくのが
無理なく
好きなことを長く続けていくこつだと私は思っている。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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