坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
あなたのパフォーマンスに活きる日常生活の動作
自分のしたいパフォーマンスのために
多くの人が自分の体を鍛えることに躍起になるのを見る。
闇雲に筋トレをしてみて、
筋肉はついたけれど、その筋肉が流れを遮ってしまい
体がどんどん固くなり
滑らかに動けなかったり、できていたことができなくなったり
体はたくましくなったけれど、
脇のお肉がベルトの上に載っている人も
珍しくない。
胃のあたりはスッキリしたけれど、下腹はポッコリ。
覚えはありませんか?
筋トレにいそしみ
練習に通い、でも結果は出ない。
日常の生活は何も意識しなくても
それ自体に支障が少なければ気に留めもしない。
痛みが出たり、日常生活で不具合が出てこなければ
これがおかしいとも、きついとも思わない。
ねじれたり、歪んだりしたまま
いくら鍛えても、それは使えない筋肉。
体のつながりができて、つながった状態で
使える筋肉はできていく。
日常生活がスムーズで美しく行えて初めて
必要な筋肉がつく。
股関節が折りたためない子供は多く
正座のできない、開脚もきついアスリートも少なくない。
股関節が固いとか
ハムストリングスが伸びないとか
いろいろ理由を述べる人もいるが
そこは元々固いのではなくて
日常の生活から
自分で固くしか使えない状態にしている。
「折りたたむ」という動作には
無理のない運動に必要な要素がほぼ入っている。
足裏が使えて、股関節を引き込むことができて
体幹の底が押せて、背骨を伸ばすことができれば
大抵のことは、できる準備がすでに備わっている。
その状態で練習していけば
上達する条件がそろっている。
正座や長座、体育座りがきちんとできますか?
これができない人は「体幹主導」で動くことが難しい。
日常生活の中にこそ
パフォーマンスを向上させる
つけ焼き場でない、芯からの解決のヒントがある。
楽に寝る
楽に座る
楽に立つ
これがきちんとできれば、できる内容は格段に変わってくるが
「別に普通に寝られるし」
「普通に座れるし」
「普通に立てるし」
と、自分の今の状態が本当はきつい状態だということに
気付いていない人が殆どである。