坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
方向を合わせて無理なくきれいな5番
バレエの5番ポジション。
一生懸命、アンディオールしている(つもり)なのに
維持できなくて、ズルズルズルと踵が戻ってしまい
5番とは言いにくい位置。
情けない思いをしている人は少なくないと思います。
(つながりが希薄な5番)
(つながりの方向を合わせた5番)
上の画像。
足裏と体幹のつながりが希薄で、
後ろ脚の上に座っているような5番。
前側の脚は引き寄せにくく
体が落ちて見えます。
下の画像。
つながりが感じられるように少し誘導しました。
私の手伝ったのはほんの少しです。
「うわっ!今までに感じたことのない感覚!」
内腿を締めなさいとも、足裏をしっかり踏みなさいとも
言っていません。
背骨を伸ばせとも、引き上げて!とも言っていません。
方向が合うようにしただけです。
自然に体がつながり
お尻の形も脚の長さ、細さ、体幹の状態も
まるで違って見えます。
重心の位置も変化しています。
方向を合わせて、できると思えない感覚でいるところを
できる状態に整えただけで
体は自然に連動します。
もちろん、この方は体のことをよくわかっているので
反応が大きかったのは確かですが
脚をきれいに使いたければ
体幹の感覚を育て、つながりができる状態に
整えていくのが大事です。