坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肩甲骨だけを動かそうとしていませんか?
肩甲骨と腕をつなげているつもりが
何だかうまくいかない
腕や肩が固まっている感じ
そう感じていませんか?
次の画像は、バーを手首で押して
肩甲骨までつなげたもの。
(肩甲骨だけを動かそうとしたとき)
(順に流れをつなげたとき)
上の画像は、手首を押しているものの
流れを作らず、間を飛ばして一気に肩甲骨を動かそうとしたもの。
肩甲骨が、ぽこっと浮いていますね。
肩のラインもきつそうで極端に肩が下に押されて見えます。
首も頑張っている感じ。
肩甲骨がたくさん出ているのがいい!と思っている人は多いのですが
極端にテンションがかかっていて、つながりはありません。
脇を触ってみて下さい。
肩甲骨の端が脇の下で固まっています。
下の画像は、手首から順に肘を通って肩甲骨につなげた時。
肘から肩甲骨までは張りのある長さのある状態です。
肩甲骨は極端に浮かず、滑らかで自然です。
背骨も自然に伸び、脇線もきれいに伸びています。
全体に無理がありません。
手首から脇に順につながるというのは
手首から流れを起こしても
肩甲骨から手首につないでも
どちらの方向にも循環しています。
肩甲骨を意識できてもつながりにくい人の多くは
肩甲骨~肘が抜けてしまうケースが多いです。
肘は電車で言えば、ジョイント部分です。
ここが、中心に向かう力と、外に向かう力の双方向に
引き合えて、手首から肩甲骨へのつながりが実感できます。
誘導すると、どなたも感じられるようになられています。
ちょっとした感覚の思い違いなのですが
長くやっていると、背骨も首も伸びないのが
通常になりがちなので
自分の中心につながる方向をシミュレーションしてみましょう。
強い力は必要ありません。
参考:肩甲骨~肘の引き合いで中心の感覚を知る(2019年9月3日)