坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肩甲骨~肘の引き合いで中心の感覚を知る
肩甲骨、脇~肘の引き合い、しっかり伸ばせていますか?(2019年9月2日)
肩甲骨につながる手首(動画バージョン)(2019年9月1日)
などでも書かせていただいているように
体幹の次に連なる部分に張りがなければ
体幹は安定してくれません。
脚でも同じです。
伸ばし曲げた肘を肩甲骨に向かって引き合います。
自分の方に向かって、肘をこすってくるように押しています。
下の写真のような状態です。
上の写真の肩甲骨に書いた赤い丸印あたりが
最初は感じられますが
そこを芯にして、肩甲骨の肋骨に向き合う内側の広がりを
徐々に感じていきましょう。
肩甲骨~肘の双方向のベクトルを感じながら
芯から動かすように(肘先からでなく)
中心に寄る肩甲骨、脇の方向に脇の下、腕の内側の方向を合わせて
動かしていくと、芯が意識できていない時には
体自体が動かす腕の方向に向いてしまいますが
体の面はほぼ正面を向いていて
インナーは反対側の脇も中心に向かう流れができていて
ぶれずに体がどんどん張りのあるまま締まってきます。
腕の付け根が背面にかぶるように
中心に向く脇に方向を合わせています。
服の皺の寄り具合がどんどん変化しているのがわかるでしょうか。
中心に向く力と外に送り出す力の双方向の流れが
中心に向いていくと背骨が伸びてきて
力の流れが、インナー感覚でイメージできます。
初めは肘を手で押すのさえ難しく感じて
肩や腕に力が入ってしまったりする方もありますが
誘導するとどなたもできます。
体は徐々に覚えていくものです。
体がつながる感覚をまず感じて
感じることを繰り返して。意識が習慣化し
体が「これが当たり前」と覚えます。
体が自然に受け入れるまで、一定の時間がいります。
誰でも感じられますが、体が「これ!」と覚えるまで
繰り返すことが必要。
「あっという間に驚くほど変わる」
それは適切に流れを作れば一度に変わります。
ただずっと継続できるかどうかは保証の限りではありません。
自分で体を明確に意識してしたことではない場合が多いからです。
体が「当たり前」と認識するまでに
時間はいるのです。
あっという間にできることはあっという間に忘れます。
トイレトレーニング然り、九九を覚えるにも
時間が必要でしたね?
時間をかけて習慣化したことは忘れることはありません。
ぶれない習慣を身に着けていきましょう。