新たに生まれる感覚を知る
中心に向かう力で前肩を修正する
前肩になる人は大抵、脇から肘が短いです。
元々短いのでなく、中心に向かう力を自覚されていないので
吊り上げられた片方のベクトルだけになって
短く縮んだ状態になります。
その状態で、肩を回したりしても前肩は修正されません。
先日、舞台の後の東京プチWSで
神戸でもやっている上手くできないことはできる状態を作る第2弾!(2019年8月19日))
をいろいろやってみた中で
お2人、前肩で困っている方がおられたので
それについて書いてみます。
肩にも胸にも力が入っておられてきつそう。
後ろ手に組めなくて
前肩がなかなか修正できないとのこと。
ご自身で感じてらっしゃるのは、脚に力が入ってしまうとのことですが
前肩で肩甲骨の位置感覚が今のところは
感じにくくて、背骨が伸びず、つながりができないので
脚に力が入ってしまうのです。
脚の力を抜くには
肩甲骨が感じられて、背骨が伸ばせる状態にすることが必要です。
時間がかかってもそれが近道になります。
これは別の方ですが、上の画像のように
寝ている状態では、このように肩がすくみ首も縮んでいます。
手首を使って、上にずり上がるようにするだけで
中心に向かう力ができて、脇~肘も、首も伸びてくれます。
先のお2人も、同じことをしてきれいに肩が下がり
中心に向かう力が感じられましたが
更に誘導してやってみました。
中心に向かう力を誘導して、どのように腕を使うか。
脇から肘を長く使って主導にするためには
中心と引き合う力がいります。
これも自分自身で中心に向かう力を覚えていくひとつ。
最初と比べて、いらない力が抜けてきています。
前肩の自己調整で腕、肩スッキリ(2019年7月21日)
をしてもらいました。
背骨中心に肩甲骨の位置、脇の位置が感じられて
無理なく楽に使えます。
どなたでも、日々の生活の中で
自分では無自覚に力の入る状態になっていることに、なかなか気づきません。
片方向のベクトルで過ごしていたことが、ひとつの大きな原因とわかれば
対処ができます。
私も自分の力の入っていることに気づき、改善するまでに時間はかかりました。
が、ひとつのことがクリアできると
他のことがよくなっていく速度は速くなります。
1人で探し当てなければならないのでなく
それをしてきた私がいます。
実際にお会いして、お体の状態がわかっている方には
力になれます。