重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
正座、開脚ー連動できる背骨の位置(開脚)
昨日の正座、開脚ー連動できる背骨の位置(2019年8月6日)では
正座バージョンで見てもらったが、今日は開脚で。
(背中が反った状態)
(連動できる位置)
開脚した時、動作中は前傾した状態になることもあるが
反って前傾するのと、つながりがあって前傾するのとでは違う。
この写真では背骨は前に押されて、つながりがなくなっているので
お腹がぽこんと出ている。
脚の床についている面も違ってくる。
下の画像では安定した密な体幹が体幹の底を押して
背骨が上下に引き合われ、脚に楽な連動ができている。
(背中が反った状態)
(連動できる位置)
背中が反って前傾した時は、赤い線で示しているように
体幹の底は斜めになっている。
床についている面が小さくなるということだが
上の説明でも書いているように背骨が張り合えて
つながりができている上で前傾した体幹の底の状態とは異なる。
連動できている場合は骨盤と脚が分かれた境目が
くっきり折れている。
股関節の引き込みができているので
体幹内でコントロールできる流れがあるということ。
上の写真でも股関節は、くっきり折れているが、
コントロールできる範囲が狭くなる。
後ろから見た違い。
背中が反っている時には背骨が充分に引き合えず
お肉が余ってくる。
つながりが抜けるので、お尻も横に広がる。
体幹をしっかり安定させられた時には
自然に股関節の引き込みができて、中心にお尻も寄ってくる。
安定した体幹で開脚した時の感覚がわかってくると
開脚前屈や体の向きを変えるなどの時にも
骨の位置感覚や動きの方向に合わせて
体が使える。
連動できる条件がそろったまま運動できるので
不安定にならず、ケガもしにくい。
背中が反ったままでももちろんできる。
が、痛みを伴ったり
連動しない分、動きが悪かったり、きれいでなかったりする。
反ったままが当たり前になっていると
できないことも多い。
自分では反っているとも、
きついとも感じられていなかったりすることが多いが
違いを知ると、その違いや楽な状態に驚かれる人も多い。
これは更に首が前に出たり、
首の後ろに盛り上がりを作ることにもなりやすい。