自分ができる段階での『最大』を通ること
ふくらはぎ外側に力が入る、脚の湾曲
この日のWSでは
足裏の使い方から中心につなげること
股関節の引き込み方や前進のつながりを
確実に覚えてもらうことがテーマだったが
例えばどんなシーンでそれが生きてくるのか。
昨日、レッスンしていて気になったことを
書いてみようと思う。
このようにふくらはぎの外側に力が入って湾曲し
足首が斜めに刺さるような形になる人はたくさんおられる。
体のつながりは来られる度、よくなっておられるが
この脚の状態が気になっていたので
今回のテーマを活かしてみることにした。
床に足裏がついた時より、座って脚を延ばしてみると
その状態はより顕著にわかる。
上の写真は
昨日のコラム怪我した時ほど歪めない工夫2(2019年6月7日)
で載せている私の膝から下の写真と
程度の差はあれ、同じこと。
縮んでいる、体幹からつながるのにいらない力を使ってしまうということ。
下の写真は、足裏をしっかりつかって、股関節の引き込みもしてもらい
つながりを感じられるようになった改善後。
ふくらはぎの強いこわばりが抜けて
脚の楽さを感じておられる。
まだくるぶしが並ぶほどには至らないが
股関節が脚の状態を促すほどに大きく変わっている。
背中、お尻からつなげて股関節を引き込んでもらった。
股関節の外側でなく内側。
脛骨直下を掬い上げるように押し
それによって感じられる母指、小指の根元と引き合って
土踏まずを伸ばす。
つま先が伸びるようにしようと思うと
それまでは変な力が入っていたそうだが
初めて無理な力なく伸びました、と言われる。
骨盤幅に収納されながら
脛骨直下をとらえて引き合いができた脚は
いらない力が抜けて
足首に深いしわが入らず
ふくらはぎの外側が柔らかくなっている。
股関節を引き込んで中心に向かう力を感じながらの開脚。
股関節は深く折れ
背骨がしっかり伸びられる状態。
つま先と膝の方向が合い、くるぶしの左右差も変化が見える。
脚主体で動かすのでなく
中心に引き寄せるように閉じた脚。
つま先まで伸びながらつながりの感覚がある。
脚のいらない力を抜くきっかけ、
股関節の引き込み方もさらにこの後
他の方も一緒に感じていかれたので
より一層の改善が期待できる。