坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
歩く、脚を上げるー腿の裏を意識して
歩いたり、脚を上げたりするとき
脚が重いのは
腿の前側や膝から下から使っているから。
体幹の底に角っこを作る(2019年4月13日)
というコラムを書いているが
テーブルにクロスをかけると、テーブルには角っこがあるから
そこでクロスは折れて、テーブルの形を損なわずに
きれいにかけることができる。
人の体も股関節で折れるようになっているが
意識しないと
角っこなんてできない。
座骨が前に滑ったりせずに、背骨から体幹の底が押せて
角っこを意識出来たら
背中から角っこを通って、太ももの裏が使える。
角っこには滑車がついていて
その滑車に流れのラインが通ってつながっていると思ってほしい。
肩甲骨、股関節、踵をつなげる感覚(2017年10月22日)
太腿の裏を前方に向けるように
背骨からつなげてみると
脚は軽く、歩くのも脚を上げるのも
とても楽にできる。
この写真なら、ブルーのラインを前に向ける。
背中からつながって滑車がお尻にある状態。
脚を振り上げながら歩いている。
お尻の角が、左右並んでいるのがわかる。
体幹がぶれずに脚が軽く振り上げられている。
肩甲骨の下あたりから、脚を使っている感覚になる。
父の介護をしているとき
膝が悪くて階段を上がるのがきつい父に
よく使った。
階段を上がるとき、後ろから両側の太腿の裏に
掌を当てて、右、左と順に動かしてサポートすると
とても楽に上がれる。
膝にも腿にも負担がなく、楽に階段を上がれて
いつも喜んでくれた。
腿が膝がきつい人、使わない手はない。
腿の裏を持ってくれる人がいなければ
自分で持って。