開脚から痛みなく脚を回す意識付け
怪我の時の自己セルフケア
数日前に、足首の捻挫をしてこられたこの方。
「こちらの踵に重心をかけるとと痛いんです。
片足だけではとてもじゃないけど立てなくて。
つま先を伸ばすのもできないんです。」
怪我したところは縮んでいるので
体は他のところで辻褄合わせしてしまう。
そうひどくはないが
膝は内向き、膝下は外向き。
他のことはできる!と
やる気満々で来て下さったが
できるだけ痛み少なく過ごしたほうがいい。
無理して、ポワントをはいたり
そこに負荷をかけない方がいいが
踵の踏み方に問題があるのではないかと思った。
負荷をかけずに庇って縮んだところを伸ばすことはできる。
足裏から中心に還す流れを確実に覚え応用する(2019年5月26日)
をやってみた。
「踵を押す」ことを
踵の端でなく脛骨直下を押して
掬い上げ
母指、小指の根元を押せる状態を作り
土踏まずを伸ばしながら
まず床に置けるようにした。
踵を押して、初めは痛い、とおっしゃっていたが
脛骨直下を押すのを誘導すると
「痛くないです!不思議な感覚!」
つま先、甲を伸ばすのも
つま先や足の甲ではなく
つながりを続けながら
踵、母指、小指を押しながら
指先がつながっていくようにすると
横アーチができていく。
まだ少しだが足裏に縦のしわが入っているのが見える。
もっと感覚が育っていくと
この縦しわが長く入っていく。
そこまでやってみると
立ち方が楽そうになり、歪みがない。
片足でも立てるようになった。
無理なことはしないでいいが
歪めずに過ごすのが
早くなおり、治ったときに
怪我前と違って固まったり、やりにくかったりして
困ることがない。
やり方に寄っては、以前よりいい使い方ができる。
無理矢理押したり、伸ばしたり
痛いことを我慢してするのではない。
体幹から押したり伸ばしたりしたときに
痛みがあれば、力の流れの方向が違っている。
中心方向を合わせた状態でできると、助けになるが、
怪我直後に焦ってやったり、やり方を間違うと
余計に痛くなることもある。