重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
前肩は外の筋肉を使わずに直す
前肩になってしまう人は
外側の筋肉で固めてしまう場合が非常に多く
いい位置に戻そうとして
また外側の筋肉でがちがちになってしまっている人をよく見かけます。
肩だけをなんとかしようとしても直らず
諦めている人もたくさんおられます。
上の画像は右が前肩になっています。
体が求めている流れの方向とは違うものなので
つながりを邪魔しています。
下の画像は少し改善できたもの。
根強く残っている外側の筋肉の自分の感覚がまだありますが
場所こそ違え、どなたにも
生活習慣で身についている感覚があるので
それを知って、いらない力を抜いていく意識付けをしていくと
本当に使いたいインナーの感覚が
少しずつ明確になっていきます。
自分自身が昔は前肩でした。
私の場合は肩甲骨周りを整えていくことで
徐々に変わり、自分の意識で調整していくことができるようになり
感覚が少しずつ進化していきました。
前肩になっているときは後ろから見れば
このように肩甲骨の位置が外、上に上がって
反対側のように肩甲骨の形は見えにくくなっています。
肩甲骨から腕を長く使うために(2019年4月17日)
体の中心から肩甲骨はがし、体幹の底までつなげる(2019年4月7日 )
でしているように、背骨中心に引き寄せられるように
背骨に近いところで使ってみると、肩甲骨が動きます。
脇の下を触ってみて固く感じるところがあれば
それは肩甲骨の端っこ。
そこに力が入っているので
背骨中心側に幅広く広げてやると
背骨から肩甲骨と肋骨の隙間を通って肘方向に
道ができます。
この誘導の仕方はなかなか写真や動画でも
説明は難しく、実際に体験してもらうしかありません。
その道をつなげてやることで前肩はかなり改善できますが
外側の筋肉に力が部分的に入ると
流れは妨げられてしまいます。
肘を張るのも体より後ろに肘をもっていかないこと
腕の方向を合わせること
肘ー脇の双方向のベクトルが片方向にならないようにすること
いらない力を抜くこと
これが一番難しく感じることですが
そのために私たちがいることをお忘れなく。