開脚から痛みなく脚を回す意識付け
鎖骨を引く
肩が上がっていたり
腕が使いにくい人は
肩を下げるために肩を上から下に下げようとします。
これでは一瞬、肩は下がりますが
かえって力が入り、しかもすぐに戻ってしまいます。
うちでは、肩甲骨から流れのつながりを作るのに
「鎖骨を引く」
ことを皆さんにしてもらっています。
この方の場合、既に肩甲骨はいい位置にあり
自分で肩甲骨の位置感覚はしっかり自覚できています。
さて・・鎖骨を引くと。
肘で押されているだけでなく
肩甲骨のカップの中に
ゼリーが注ぎ込まれて移動するように
肩甲骨が鎖骨を引く動作と共に
裏側に押されているのが見えます。
背骨中心にも自然に寄っています。
これだけでも肩甲骨の位置は降りて
肩はよりスッキリします。
この方は26年に初めてレッスンに来られ
どんどん体が変化されました。
「体変わりましたよね~」
「最初の時の写真を見てみたいわ」
とご自身でもおっしゃるので、最初の写真を
探してみました。
今では想像もつきません。
今では人が違うのではないかと思うほど
締まった体、美しい背中になっています。
こうして肩ひとつ降りた状態にするにも
そのやり方如何で
体全体が整っていくつながりが生まれて
自分の感覚自体が、流れや方向を模索して
流れができる状態に移行していきます。
自然な状態は無理がなく
楽なだけでなく美しいのです。