股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
肩甲骨、脇、肘の流れを邪魔しないために2
昨日のコラム肩甲骨、脇、肘の流れを邪魔しないために(2019年4月2日)
で、肘がぴんぴんになって、肩口が固まったり、
手先に力が入って二の腕に力が入ったりするのを
どうすれば防げるか?
体の中心、ここでいえば脇と肩甲骨で
流れを作ってしまえば、肩や腕に力は入らなくなる。
口での説明は難しく
実際には自分の体で体感しなければ理解できないが
誘導してやってみたことで書いてみる。
腕を高く上げずにやってもらった。
腕を動かそうとするのでなく
脇を引き込むのをできるだけ広い範囲で
脇側面を背骨中心に寄せる。
(間違いやすいやり方)
(中心から流れを作るやり方)
ここで肩甲骨の内側と背骨で流れを作るが
多くの人がやってしまいがちなことがある。
上の写真のように肩甲骨を下に押そうとすると
いっぺんに肩や腕に力が入ってしまう。
肩が上がり、背中は抜けてしまう。
一度こうなると、なかなか戻らない。
下の写真では肩甲骨と胸椎を掬い上げるように
繰り上げて体幹の中心で流れを作っている。
こうできると腕や肩には力が入らない。
モデルさんも
「腕にいらない力が入らなくなりますね」
上の写真と比べれば、肩の位置も脇側面の位置も違う。
腕を下ろす時には脇側面は背骨にしっかり寄っていて
肩はきれいに降り、腕はすんなり滑らかになっている。