坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
股関節引き込みで見える体幹の底の差
同じようなことは、いつもさんざん言っているので
「知ってるわ!」
と言われそうだが、改めて認識してほしい。
股関節の引き込みと背骨が双方向に引き合えれば
体幹の底はしっかり感じられる。
しっかり感じられるのは押せる範囲が広くなるからだ。
写真を見てみる。
どちらも体幹の底は壁についているが
この感覚を勘違いしている人は多い。
上の写真のように背骨が床方向に押されると
座骨の上あたりしか、体幹の底は壁につかない。
ついているところはほんのちょっと。
股関節の引き込みで骨盤が後継する時(2019年3月13日)
でも書いているように
これでは折れているのは脚の付け根のあたり。
明確な感覚につながるにはもっと底まで流れを伸ばしたい。
下の画像は背骨を双方向のベクトルで引き合い
足裏も膝小僧も、中心に向かう感覚ができているので
ご覧のようについている面がとても広い。
折れているのは脚の付け根ではなく
お尻の底の角っこなのだ。
この2つの画像を90度起こしてみるとよくわかる。
90度に起こすと体幹の底はきっちり床の方向を向いている。
きちんと向けることで、それまでにない感覚が出てくる。
壁の助けを借りていても前腿に来るという人がある。
体幹の位置感覚と背骨の状態、
それを支える脚、足の状態が少し違えば
動きが伴ってくれば、できること、出来ないことが
はっきりしてくる。
自分のありのままをきちんと知り
体が無理なくできることを増やしていこう。