坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体の中心から動きを展開する2
昨日に引き続き、体の中心から動きの流れを作っていく時
なかなか体の裏側をイメージしにくい人が多いが
体幹の底を押せると変わっていく背骨の可動域(2019年1月25日 )
でしているようなロールアップの感覚を意識してみると
わかりやすい。
ただ背骨を上下に引き合うというだけでは
背骨のどのあたりを使っているかわかりにくい。
ロールアップで体幹の底を押し、足先までつながり
そこからさらに体幹に還る力の流れを感じられれば
とてもしっかりした感覚ができる。
この動画は今のところないので、また考えて後日に。
ロールアップをしてもらって流れと体幹の底を押す感覚を
感じてもらった後、この人は結構長い時間考えながら
体を動かしておられたが
「先生!これだね!」
と、やってみせてくれた。
赤丸印のところから流れがつながっているのがわかる。
ほかのイメージしにくい人にも一生懸命説明していた。
丸印の感覚を保ったままであれば、それに逆らわないで
体の方向を変えても感覚は逃げず
流れがキープされて中心を見失うことがない。
一番下の写真で見るように
背骨中心で脇を寄せ手流れを作ると
背骨の左右のブロックでつながりつつ分ける感覚もできる。
この感覚を文章で分かってもらうのには限界がある。
言葉で説明しても100人が100人わかるものではないが
誘導できるとほとんどの人が理解する。
シンプルなことから自分のイメージできる感覚を
得ていくしかない。
得られるまでの時間は人によって違うが
得ていくまでに多くの気づきがあって飽きることがない。
「違っている」と感じるときにも
それは得難い経験になる。
「実感」とそうではないものとを
感じられる繊細な感覚をもった体を作っていくのに
「できない経験」もまた大切なことになる。
どれも無駄なことはない。