重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
体幹の底から背骨まで伸ばす
自分で背骨をしっかり伸ばしたつもりでも
肋骨がお腹に食い込んでいたり
脇腹に段ができていたり・・という場合は
背骨は充分に伸びていない。
体幹の底が押せるのは骨の位置感覚が
明確になって双方向に引き合うベクトルを起こせるので
押せる。
上の画像はご自身なりに背骨を伸ばしてみたが
充分に伸びていない状態で
体幹の底を押すのも希薄で脇も縮んでいる。
下の画像。
骨盤から坐骨まで押して体幹の底の感覚ができたので
ぽってり膨れたお腹をスッキリ伸ばしたい(2018年4月8日)
まだ少し柱と背骨に隙間はあるが
背骨が伸びて脇の縮みがなくなった。
股関節が折れて膝の角度も変わり
足裏から体幹までのつながりができている。
こちらは別の人だが、体幹の底がしっかり押せているのが見た目にわかる。
体幹の底がはっきり意識できて押すことができると
背骨が伸びる時には胸郭も連動する。
背骨がしっかり伸びないときは肋骨もお腹に食い込むが
背骨が伸ばせると胸郭も従うので肋骨の感覚もわかる。
お尻だけを下に押そうとするとお尻周りは固まってしまうが
赤い丸のところの感覚を失わずに意識して、
ここから上下左右に流れを作っている。
目に見える変化する場所と実際に操作する場所は違う。
だがつながっている。
胸郭はこのように堆ひとつずつからつながっている。
肋骨の前を上げようとしても意識的に
背骨とつながったところから意識しないと伸びてくれない。
背骨を伸ばすときは、私はよく
「背骨の前あたり」という言い方をするが
骨は周りの筋肉で動く。
ブルーのラインで引いているところを意識して伸ばしている。
体幹の底を押して、足裏までつながり還ってくる道もここ。