重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
体幹からつながる足裏
昨日のコラム床が押せない、股関節~足裏がつながらない(2019年1月10日)
でしているように、
流れの方向が違えば、部分的な力が入って流れを妨げたり
固まってしまったりして、痛みにつながったりする。
痛みがあると、時間が経過するほどに他の部分に不具合が波及する。
また動きにつながらなかったり
動きはできても、どこかバラバラになったり
滑らかな動きにはならない。
座った状態で背骨から流れを起こして
足裏までつなげてもらった。
踵を押してもらったが、拇指、小趾に力が入り
ふくらはぎに力が入っている。
向きも体幹側からであれば、ふくらはぎに力が入った分
内向き。
背骨から、体の裏側を通って、
流れを送るように促して、中心に引き込みつつ
踵を押せるように誘導する。
つま先を自分の方に向けようとがんばってしまうと
足首に力が入るので、ぐいっとがんばらないように。
背骨から長い距離で穏やかに流れができると
拇指や小趾の部分にはいらない力が入らない。
私も昔、力が抜けなかった覚えがあるので
この感覚はとてもよくわかるが
順番を抜かさないで送っていくのが大事。
ここから土踏まずを長く伸ばす。
背骨から踵を送り出す感覚はそのまま
土踏まずを長く伸ばす。
最初に外に歪んでいたふくらはぎは、ほぼまっすぐになった。
一番下は
ドゥミポワントの状態。
(踵を押しながらつま立ち)
背骨から・・を忘れず。
更に踵を押して、土踏まずを伸ばしながら
指先に長くつなげたのが、上の画像。
更に土踏まずを伸ばしていくと
下の画像のようにつま先がまとまってくる。
このモデルさんは特に踊りをやっている人ではないが
つながりが把握できると
このようにきれいにつま先まで伸ばせる。
ルルベはしていないが、背骨から踵をつなげて
股関節を引き込んで、出した力を回収するように
体幹に引き込んだ状態。
土踏まずも脚の付け根も引きあがって
脚が長い。
順番を抜かして、踵やつま先のことだけに
頭が行っている時は、部分に力が入っていることに気づかないが
順を追ってできるようになると
抜かしてしまった時には違和感を感じるようになる。
自分の体の違和感は正直な感覚。
それを感じた時に、少しずつでも修正する。
気の長いことに感じられるかもしれないが
体とのおつきあいは一生続く。
同じお付き合いするならば、体の状態を
繊細に感じられる方が心地よい生活が得られる。