骨盤幅で上げる脚ー意識の仕方の違い

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

骨盤幅で上げる脚ー意識の仕方の違い


骨盤幅から上げた脚
骨盤幅からはみ出した脚
骨盤幅から上げた脚(アンディオール)
3つの写真は、同じ人に
それぞれ意識を変えて、中心から前後に脚を分けて
脚を上げてもらったものです。
意識が変われば、見た目は随分違いますね。

一番上は骨盤幅からはみ出さないように
骨盤の幅の中から脚が出るように前後を分けたもの。
強い張りが出て、軸に乗りこんでしまうこともなく
軸の座骨位置も高いところにあります。

一方2番目の写真では
上げる方の脚を外に向けることだけしたので
張りもなく、軸も不安定、軸足側の感覚は薄く
つながりが感じられません。

3つ目の写真では、骨盤幅を意識しつつ
中心に引き込みつつ、床を押し
中心に引き込みつつ、張り合う意識をしてもらったもの。
やや軸側に乗っていますが、しっかり張りが出ています。

骨盤幅から上げた脚2
骨盤幅からはみ出した脚2
骨盤幅から上げた脚(アンディオール)2
どれも同じくらい脚が上がっていますが
真ん中の分は軸足が吊り上がって、体幹部分も軸足も
床を押しにくく、一番不安定です。
体がやや開いてあげた脚は体幹とつながっていません。
これがひどくなると完全に軸に乗り込んでしまいます。

最初と最後は同じくらい張りが見えますが
中心から前後に分ける感覚では最初の状態が感覚を得やすく
中心に引き込み向かう感覚ができてきたら
最後の外に向ける(アンディオール)意識がありながら
中心を左右の脚で押し合った状態が
一番張りが出ます。

一番最初のように膝が外を向いていない状態でも
中心に流れが向く状態であれば
最後にアンディオールにすることは可能。
意識は骨盤幅からはみ出さず、中心に流れを引き込みつつ
両方の根元が押し合う意識で練習してみてください。
最初の骨盤幅からはみ出さない状態をしっかりやってみることも大切です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ボディコントロールで体の使い方を伝えるプロ

うまさきせつこプロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼