坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
股関節の引き込みー痛くない開脚への体の流れ
脇を引き込み、体幹の中で流れができると
中心に向かう流れができるので、体は締まってくる。
お尻の形も脚の形も当然変化する。
開脚した時に中心へ向かう力が働いていない時には
お尻はべたっと形が出ないで床についているが
きちんと流れが自覚できるようになると
こんなふうにお尻と脚が分かれて、お尻の形がはっきりしてくる。
この流れに脚の方向が合わせられると
痛くない開脚ができる。
これにはこちらの写真のような流れがある。
きれいな立ち方-受講者様からのご質問3(2018年11月5日 )
でも書いているが
まず、脇側面が背骨中心に柔らかく寄せられ
肩甲骨と肋骨の間にお肉が入っていくように
脇が引き込まれると
肩甲骨の内側を通って背骨の動きが出て尾骨までの流れができる。
同時に脇から骨盤までの流れ
更に骨盤から坐骨までの流れを起こすことができる。
床についた座面では赤い矢印のように
一旦中心に寄って引き込みつつ、腿の裏を通って脚先方向への流れが起こせる。
こちらの写真は膝を立てた状態で開脚しているが
流れを確認するために、距離を短くして順を踏んでいるもの。
写真と文章では理解してもらうのに限りがあるが
レッスンする場では誘導しつつ行える。
この流れの起こし方は初めて1度やってみただけでは
すぐにできる人は少ないが
ひとつずつ体全体を整え、体が実感し、確信を繰り返し
多くの皆さんができるようになった。
実際にお会いできていなければ、ここまで理解が進むかどうかわからないが
継続してレッスンしてきた人たちの体は、遠方の人であれ
どなたも変化している。
私自身の体も大きく変わった。