坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肋骨の形を保ってサイドストレッチが難しい時2
昨日のコラム肋骨の形を保ってサイドストレッチが難しい時(2018年12月20日)の続き。
このモデルさんは、もちろんサイドストレッチも普段されているし
脇の引き込みも充分できる方だが
両方をいっぺんにすると
股関節の引き込みの感覚が少し薄かったのが
脇の引き込みと股関節が連動して
股関節の感覚がしっかり感じられた。
もう少し、この感覚に慣れていくと、手前側の脇がもっと伸びていく。
ここから脚を持つと
脇の方向を合わせたまま
しっかり伸びることができている。
お膝の方は、使い方次第でまだもっと伸びていくだろう。
半年ほど前には
同じことをやってもらうと
コロンと後ろに転んでおられたが
体幹部分が整ってくると
体幹中心に集めることができるので
無理なくできていく。
体が自分の体にふさわしい位置感覚を
無理なく覚えていくには、ひとつずつの感覚と意識が
間違いなく身につくことの繰り返しが必要になる。
昨日、レッスンに来られた方もおっしゃっていたが
「簡単に〇日で、できる体、素敵な体をゲット!」
とは行かない。
付け焼刃で覚えたものは、時間がたつと薄れてしまう。
得たものが間違いなく継続されるには
毎日の小さな積み重ねしかない。
一日も早くそうなりたくても、残念ながら
近道はありはしない。